寒い冬
素肌が出会って恋したそれは...
紳士なレディーニット
寒い日は、少しでも温かく過ごしたくってお家でも外出先でも重ね着したり、着込んだりしてしまいます。
でも、「できるだけ素肌に近い状態で着てみたい…」
気温も下がる冬の日に、そんなふうにどんどん気持ちが向かっていったのは、一枚のニットとの出会いからでした。
着た瞬間に気持ちいい、そう肌が感じた「フォグニット」。
ニットといえば、素材のウールがチクチクとして肌にストレスを感じた経験もあるし、首やデリケートな部分が擦れてかぶれた経験もあります。
そんな過去の経験とは真逆だった「フォグニット」との出会いは、とても新鮮なものでした。
柔らかで滑らかで、繊維が触れるチクチク感や編み地から伝わる凹凸のゴワゴワ感もどこへやら…の、違いが明らかな「フォグニット」。
ニット特有のあのずっしりとする感じもなくて、しっとりと肌を包んでくれる適度な重みの心地良さがありました。
毎日冬服を着ていて、この季節特有の「なんだか肩が凝るな」っていうストレスも「フォグニット」なら感じにくくて、適度にある重みは心地のいい落ち感になり、身体を滑らかに包んでくれます。
そんな着心地の「フォグニット」は、身に着けると肌が喜んでいるように感じます。
この心地にずっと浸っていたくなる…素肌が恋するようなニット。
ニットというと、なんとなく"日常着"のイメージ。
すぽっとかぶるセーターが思い浮かび、秋冬の日常生活に活躍してくれる防寒服。
でも「フォグニット」は全然違っていて…
その秘密はデザインにありました。
「フォグニット」は、襟があることで”いわゆるセーター”ではなくて、きちんとした外着感覚の要素も入ったニットになります。
だから、ご近所だけやワンマイルウェアにとどまらず、おしゃれして出かけたいなっていう日にも活躍してくれます。
そのデザインは、スクエアなシルエットで華美な装飾もなく、まるで男性物のような雰囲気。
その男性的な渋さと女性のしなやかさが相まって、ちょっぴりハンサムで甘すぎない大人の女性のイメージと高級感をまとったような、新しい魅力を持ったニットになります。
「フォグニット」はウール70%、カシミア30%でできています。
そのウール70%は、"16.5マイクロン"のウール。
“マイクロン”とは、ウール糸の種類や品質を区別する指標の一つになります。
繊維の太さを示していて、μという値で表記されます。
1マイクロン=100万分の1メートルで、この値が小さいほど繊維が細くなり、肌触りの良い上質なウールとなります。
ウールによって呼び方もあり、
ストロングメリノ(23-25μ),
ミドルメリノ(20-22μ),
ファインメリノ(20-21μ),
エクストラファインメリノ(18.5-19.5μ),
スーパーエクストラファインメリノ(16.5-17.5μ)
となります。
「エクストラファインメリノ」は大手アパレルメーカーさんなどでセーターの生産などによく使われます。
「ストロングメリノやミドルメリノ」は、高級毛布やウールのコート等。
そして、「スーパーエクストラファインメリノ」は、高級なセーター、また高級な背広にも使われています。
「フォグニット」はこちらの「スーパーエクストラファインメリノ」になります。
【ワンポイント】
ウールと同じ毛繊維でもカシミヤはもっと細く、13~16マイクロンくらいになります。
この細さが肌触りの良さに繋がっているんですね。
いい素材には、いい技術で応える。
長年の経験、確かな技術、高い意識と信頼に基づいたお仕事をされている日本のニット工場さんが「フォグニット」の生産を担っておられます。
こちらのニット工場さんは、編む、縫製することはもちろん、絶妙な仕上げ加工技術がとても高く、業界の中でも一目置かれていらっしゃる工場さんです。
見た時、触れた時に単純に「いい感じ」と思えるのには、信頼の高い技術があるからこそ。
そこには確かに意識の高い誇りある方々の存在を感じることができます。
写真左『ブラック』、写真右『マウスグレー』
『ブラック』は深い黒で、クールでモダンな大人ニットに仕上がっています。
『マウスグレー』は定番的に使える濃すぎず薄すぎずなグレー。黒やネイビーなどにも合わせやすく、また白やベージュとも馴染みが良いお色目になります。
『マウスグレー』『ブラック』はsoutiencollar×Ataraxiaの別注商品となります。
こだわりのディテールの一つが、「フォグニット」の象徴でもある衿のデザイン。
とても美しいバランスで、何よりも着るとデコルテもお気に入りのネックレスもとても美しく映えます。
衿の端がややくるんと巻くような仕上がりは、ふっくら感があり素材の良さと仕上げの技術の高さからなるもので、風合いがたっぷりと感じられます。
華奢なインナーの上に着ると、より女性らしく、シャツやブラウスの上に着ると重ね着の陰影が絵になります。
衿は内側に倒して着ていただいてもいいですし、開いて着ていただくこともできます。
ニット特有の肉厚感や重い印象が、このデコルテが見えるデザインで、全体的にスッキリとし軽さもある印象になります。
ニットといえば、こんな経験がありました。
気に入って着ていたけれど、いつのまにか編み地がだらんと伸びたようになって、なんだかお家でしか着れなくなってしまった、、、。
そうなると、ちょっと寂しいですよね。
「フォグニット」は長く愛用していただきたいから、ちょっとした工夫がされています。
この長めの袖口のリブ。
長さがあるのはデザイン性もあるのですが、このリブの編み地部分が他の部位よりもややしっかりと編まれているんです。
見頃などは、着ていくうちに編み地が柔らかくとろっと馴染んでくる狙いで編み立てられているのですが、この袖口はリブをしっかりめに編み立ててることで伸びにくく、「なんだかルーズな印象になってしまった」となりません。
小技が効いていて砕けすぎないように作られているから、大人も安心して長く着られるニットになります。
シャツ+ニット+パンツ。
たったそれだけのコーディネートだからこそ、地味にもなり得るし、シンプルで着ている人を輝かせるコーディネートにもなり得ます。
「フォグニット」は、ディテールの効いたデザインと素材や編み立てが上質であることで、パッと着ただけでも様になります。
「フォグニット」はふんわり柔らかなスカートとも相性が◎ 袖の長めのリブがコーディネートをキュッと締めてくれて、ゆったりリラックスなスタイルも、ルーズになり過ぎないのも嬉しいポイントです。
冬のざっくりニットで悩んでしまうのが、上に羽織るもの。
ゆったりシルエットや、もこもこのニットはかわいいけれど、厚みでコートが着れないから着ていくのを断念…そんな経験はないですか?
ニットは温かくても、編み地から風が入るので、冬は上にコートを羽織りたいです。
「フォグニット」は適度な厚みだから、上にコートを羽織りやすいです。
短い着丈の羽織ものとも合わせてみました。 裾にリブがないストンと落ちるデザインの「フォグニット」は、アウターとのレイヤードも楽しみやすいなと感じました。
寒い日の贅沢は、実は一番落ち着く場所でゆったり過ごすことかもしれません。 そんな日は身につけるものも重要だから、素肌に心地いいお素材のものを選びたいな。
好きなことをしても、ただただまったり過ごしてもいい休日。
日々の疲れや頑張りを癒すリセットデー。
そんな日のちょっと贅沢なお家着として「フォグニット」を選んでみるのもいいかもしれません。
「フォグニット」に使われている糸は、カシミヤ30%とウール70%のウォッシャブルウール糸ですが、ご自宅で洗われますと、お洋服の面積が大きいので、干すときに型崩れしたり、アイロンがけにも手間がかかったりすることが考えられますので、洗濯表示は『クリーニング表示』になっております。
もしご自宅で手洗いされる場合のお洗濯の方法は、ほかのものと一緒にせず単独で、裏かえして中性洗剤で水の温度は30℃を限度でとし、タオルなどで挟むようにして水気を取り(絞らないように)、陰干し、平干ししてください。
『1日着たら、1日休める』着方がおすすめです。
1日着ていただいたのちに、ニット用専用ブラシで上から下へと、1日の汚れやほこりを落として、毛並みを一定の方向に整えてケアをしていただきますと、長く着ていただくことができます。
その都度、丁寧にケアすることでより愛着も湧きそうですね。
心地いいが運んでくれた
ときめきを連れて
ちょっぴりハンサムな自分とデート
冬が巡るたび
思い出を重ねて
〜繊細なニュアンスを表現する日本製〜
「ふたたび洋服も、ファストからスローへ」
「フォローコート」「おかかえバッグ」をはじめとするsoutiencollarの全アイテムは、国内優秀小規模メーカー、少人数アトリエで作られています。
近年の海外大量高速生産に押され、日本製はすでに国内での流通量は全体の2%のみとなりました。
大量生産では出せない、随所に手作業も入る工程による丸みと膨らみ、長年培った技術による人肌感が伝わるひと手間や細工、外見だけでなく安心や優しさもお楽しみください。
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