気がつけば
白い吐息は過去のものへ
はぁーっと空を仰いだら
返ってくるのは
眩い光
目の奥が、胸の奥が
芽吹いてきた何かに
くすぐったい
そろそろ ”変わりどき”なんだってわかっていても、ちょうどいいタイミングが難しかったり、準備がまだだったりして、戸惑ってしまいがち。
“季節の変わりどき”となると、いっそう困ってしまいます。
特に冬から春へは、お部屋にいると晴れた日はすっかり明るい陽気に騙されて、外に出てみるとまだ寒かったり、、、
暦の上でも春を確認できていて、視覚でも春を感じられて
だけど体感は、冬のまま。
そんな期間はよく、”曖昧季節”と言われ、その日々は結構長くて衣替えのタイミングもぼやけてしまいます。
冬でもない春でもないそんな季節の狭間
それなら、冬ものでもない春ものでもない
あるいは、冬ものでもあり春ものでもある
そんな洋服があれば
ゆっくり移ろう季節を満喫しながら、ご機嫌に過ごせるかもしれません。
陽射しは明るいけれどまだ寒さの残る日は、あたたかくいたいけれど冬のコートに急に違和感を感じてきます。
気持ちがもう次の季節に向かっていて、前を向いたその心には重過ぎてしまう、、、
「季節は変わったんだ」って気がついたその時が、コートの衣替えのタイミング。
眩い日々への準備の時。
変化したのはまだ陽射しだけ。
気温は低くてまだウール素材や冬物が手放せない時。
そんな時は、冬素材との組み合わせに違和感が出ないアウターを選ぶととっても便利。
そんな便利なアウターが「トレンチエッグ」。
「トレンチエッグ」はコットン素材で、シルエットはややゆったりめ。
明るい陽射しにも違和感がでないコットン素材で気持ちも春へシフト。
中に着込むこともできるので、冬の終わりからちょうどいいコートなんですょ。
例えば、ボアのついたキルティングベストに
ボトムは、明るいトーンを選ぶと、軽い印象になって春めいてきた陽射しとの相性も◎
バッグはカゴ素材で、春を先取りするのもいいかもしれません。
グローブを外した手には、久しぶりに大ぶりのリングを光らせて。
中に着込む時期が過ぎてくると、シャツの上に「トレンチエッグ」を着て、温度調整のきくストールを巻いたり、冬に着ていたニットを肩からかけるくらいがちょうど良くなってきます。
もういつやってくるかわからない、"春の陽気"
身軽になったコート姿なら、いつだって駆け出すことができる。
だんだんと”春の陽気”も増えてきて、中に着るものも薄手になる頃
ちょうど桜の咲く頃でしょうか。
でも、桜の季節って、「寒い」思い出がいっぱい。
お花見では、お昼の宴会も夜桜見ながらのお散歩コースも、コートを着ながらブルブル震える、、、
出会いとさよならのシーズンも相まって、切なくて寒い季節。
そんな季節は、強くて冷たい風が身にしみます。
だから守ってくれる羽織ものは必須。
少し軽くなったお洋服にも、馴染みよくはまってくれる「トレンチエッグ」は、ちょうど、カットソーやシャツやブラウスを着る軽装の、春から梅雨、そして秋に着ごろを迎えます。
季節によってはしっかり防寒したかったり、かと思えば風を通して着たい時もありますよね。
そうなると着方も変わってくるので、バリエーションが持てると機能的にもとっても便利。
「トレンチエッグ」はその点も頼りになる存在。
ダブルのボタンを上まで留めて、ウエストベルトもしっかりと締めてみる。
首元のボタンを開けて、ベルトも前だけ締めて、後ろはラフに解放してみる。
ベルトレスでリラックス。
ベルトの付け方で、後ろから見た印象も変わります。
「トレンチエッグ」は店頭でもご好評いただいていますが、その理由の一つに「着やすさ」があります。
トレンチコートを探していたお客様が、「なかなか合うものが見つからない」と。
その理由に、しっかりした襟や肩のデザイン(肩章、エポーレット)がガチッとしすぎて、なんだか負けてしまう、、、
それに、もう少し抜け感が欲しくって、と。
「トレンチエッグ」のデザインソースは、実はトレンチコートとステンカラーコートで、そのちょうど間の子のデザイン。
トレンチコートの存在感ある格好良さ、ステンカラーコートの何にでも合わせやすいシンプルさ、この2つの良いところが合わさって、今の空気を感じるコートに仕上がっています。
肩の力を抜きつつも、しっかり様になるコート。
自然体で着こなしていただけるようなデザインが人気の秘密です。
「かたくない」がチャームポイントの「トレンチエッグ」はまるでシャツのようにも着ていただけます。
ポカポカ陽気の足元も素足が気持ち良くなってくる季節、シャツワンピースにもう一枚シャツを重ねるように羽織って。
クシュっとお袖を折り上げて
無造作にウエストベルトも締めてみる。
がさっと着ただけなのに、計算されたようにサマになるシルエットやシワ感に。
ペタッとてしまわない素材の適度な張り感や空気感、風合いは、着たときの全体の雰囲気も味のある佇まいに仕上げてくれます。
こだわりがあるけれど、決して前に出過ぎないデザインは、「この先もずっと」と思える、普遍的なコート。
繰り返す季節の変わり目には、いつもまるで旅するようにどこへでも一緒。
いつしか生地がクタッと馴染んできた頃には、思い出が積もっているもしれません。
クールで真面目だなって思っていた人が、ふっ.....とこぼした笑顔にほっとするように、「トレンチエッグ」も正面のクールさとは違って、横から見たらちょっぴり丸みを帯びた優しいシルエットに、いい意味で裏切られます。
空気を含んだら、裾が少し内に入って背中の辺りがまるで卵の丸みのような優しい曲線を描くシルエットに。
そんなところが「トレンチエッグ」の名前の由来でもあります。
着るとほぼ全身をおおうコートは、シルエットで大きく印象が変わりますが、「トレンチエッグ」はそのちょっとの抜け感を大切に作られています。
「トレンチエッグ」の色は定番的に使えるベージュですが、黄味が強すぎないグレージュのようなお色。
ミルクティーほど甘くなく、シナモンティーにミルクを加えたような、クリーミーだけどスパイスの効いた大人味のベージュ。
カジュアルからモードタッチな洋服にまで合わせられるのは、この絶妙なお色の効果かもしれません。
オーガニックコットン77%シルク23%。
生地の特徴は、オーガニックコットンとシルクの高密度な織物で、軽くて上品な生地感です。
均一なコットン糸の中に、シルク糸のネップが少し浮き出ていて、とても味わい深い生地。上品な中にも自然な風合いが魅力的。
着用シーズンは、裏地がなく、厚すぎず薄すぎずな生地感なので、曖昧な春や秋以外にもニットなどを着ていただくと冬にも活躍していただけるコートになります。
生地にとても存在感があるので、裏地や別布を使用せず、完全にこの生地のみを使用した一枚仕立てで縫製されています。
縫製もなるべくステッチが目立たないように幅が細く繊細に仕上げられています。
ボタンには水牛ボタン、バックルと衿フックには真鍮素材が使用されています。
ボタンや金具選びも、生地のイメージに合うもので、上品で馴染みのいい仕上がりをイメージして選ばれています。
コツコツコツ…大人なヒールの音も似合います。
落ち着いたベージュにシンプルなデザインで、普段はもちろんお仕事にも兼用で着ていかれるお客様も多い「トレンチエッグ」。
5cm高い視界に、背筋もピンと。
「トレンチエッグ」は日本の少人数のアトリエで、仕上がりまで丁寧に作り上げられます。
最後のひと針まで目の行き届いた物作りの中で生まれたもの。
時間と手間はかかるけれど、その道のりからは、安心と信頼と、そしてふっくらとしたあたたかさが感じられます。
取り留めのない、気温や陽射しや風も
全部味方になったような...
そんな気持ちの変化で
一歩外へ出ることの
迷いもどこかへ消えて。
晴れた気分は
これから迎えるであろう季節のように
カラフル。
〜繊細なニュアンスを表現する日本製〜
「ふたたび洋服も、ファストからスローへ」
「フォローコート」「おかかえバッグ」をはじめとするsoutiencollarの全アイテムは、国内優秀小規模メーカー、少人数アトリエで作られています。
近年の海外大量高速生産に押され、日本製はすでに国内での流通量は全体の2%のみとなりました。
大量生産では出せない、随所に手作業も入る工程による丸みと膨らみ、長年培った技術による人肌感が伝わるひと手間や細工、外見だけでなく安心や優しさもお楽しみください。
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