久しぶりに見上げたそこは
青かった
無色からカラーへ
そう、今日はハレの日
セレモニーのための服選びというと、いつもの服選びのようにいかなくて、いろんなことが気になってしまって、ちょっぴり悩みがち。
例えば、自分が主役じゃないので「派手すぎないかしら?」とか、逆に「お祝いの席なのに地味じゃないかしら?」なんて、正反対の悩みが出てきたり。
そして「他の人はどんな感じで来るんだろう?」と、自分を超えてまわりの人のことが気になってしまう始末。
なんだか心ここにあらず、あぁどうしよう…って焦ってしまって…
セレモニーやお呼ばれの洋服は選びは、「ちゃんとしていかなきゃ」って思えば思うほど、どんどん焦ってしまって自分のことを見失いがちになってしまいます。
そして、考えることに疲れてしまい、結局「もうこれでいいや」と、以前に間に合わせで買った黒のスーツを着て行ってしまった経験があります。
せっかくのハレの日なのに、焦りの気持ちとと共に出かけてしまい
洋服もしっくりこず、ずっと気になってしまった日。
心からキラキラした気持ちで、お祝いしたかったなって後悔した日……。
でも、「自分には、これ!」って自信を持てるセレモニー服って、見つけるのが本当に難しい。
どれも同じように見えて、他と変わり映えがしなくって
自分色が少しも出せていないような…
華やかさのイメージだって、なんというか、“いつもの好き” とちょっとずれていたり……。
何かのイメージに捉われず、
自分の気持ちが素直にいいなって感じられるようなセレモニー服があってもいいのにって、ずっと感じていました。
そんな思いが形になったのが、「ブラックケープ」。
「ブラックケープ」は、ケープとワンピースのセットアップ。
ジャケットのようにかたい印象もなく、ボレロとも違う。
肩から腕がケープでそっと包まれることで、手元まで自然と品を感じる仕草になります。
気品があって動作ももの静かでとても上品。
控えめながらも、ちゃんと華もある。
無難すぎるものは自分がそこに存在している気がしなくて
だけど出過ぎてしまうのは気になるし、
でも、悦びの気持ちは装いの華やかさで表現もしたい…
そんな繊細で難しい悩みを誘う、式典やお呼ばれの席の服。
ケープの存在がキラリと光る「ブラックケープ」ならふさわしいかも知れません。
小さな頃は、すぐにヒーローやヒロインになれた。
”スーパーマンのマントに仕立てたバスタオル”
”お姫様のベールに見立てた母親のレースのハンカチ”
それをまとう事で勇気も出たし、可愛くもなれた。
「ブラックケープ」は、ちょっと似ているかもしれません。
セレモニー当日は、
「大丈夫かな、場違いになっていないかな、、、」
そんな事がなんども何度も頭をよぎります。
気持ちもどんどん焦ってしまったり。
だけど
最後にケープを、ひとまとい。
そうすると、不思議。
ソワソワしていた心も落ち着きを取り戻して…
"可憐にケレンに"
ケレン(外連)は、ひねったとか、トリックとか技なんていう意味もあって
"ケレン味のある作品"と言えば、うまい具合に誇張されていたり粋な演出がされている作品のことをさすそうで、演劇などで褒め言葉としてよく使われるそうです。
まるでマントやベールのように、まとえば世界が明るくなって
足取りに合わせてゆれるドレス姿に、心が可憐に踊る。
一歩外へ出たら、高く広がる青。
久しぶりに空を見上げた。
そう、今日はハレの日。
この気持ちと一緒に、出かけよう。
ワンピースもケープも、着た時にスッキリ見えたり、二の腕や背中など、気になりがちな部分も上手くカバーされるように作られていたりと、こだわりのパターンで作られています。
ワンピースはノースリーブで、胸のあきは深めのVに開いたデザイン。
中に着るもので変化が出せるように、あえてこの深めのデザインになっています。
アームホールはやや広めに作られていて、全体的にゆとりあるデザインとなっています。
とろんと落ち感のある素材なので、着た時のラインは着膨れ感はなく、“スッキリ見え”なワンピースになります。
取り外せるベルトもついているので、お好みのシルエットで着ていただけます。
ケープは、とろんとした生地感で身体に馴染みがよく、窮屈感がありません。
裏側には上品な光沢がある素材が使われていて、ちらりとみえた時に密かなアクセントになってくれます。
長さは前から見ると肘くらいまであるように見えて、二の腕も隠してくれて気分的にも落ち着く丈感です。
横から見ると、デザインされたシルエットが身体を包み込みながら、きれいなラインを形作ってくれます。
そのため、首から肩にかけて、うなじから背中にかけてなど、ちょっぴり気になりがちな身体のラインもさりげなく補正してくれます。
後ろは、ややラウンドしているのがポイントです。
直線だとケープがはねたり浮いてしまいがちですが、ラウンドしていることによって立体的な身体のラインに優しく沿うように落ち着いてくれます。
デザインはされているけれど、品があって控えめ。
着ている人の美しさが際立つケープです。
ケープの留め方は2通りあります。
1つ目は首元で。(写真左)
露出も少なく、とても清楚な印象になります。
2つ目は、ケープの先で。(写真右)
こちらはネックレスやインナーがちょうど良く見えるバランス。
留め方を変えるだけで全然違う印象になります。
また、アクセサリーがとても映えるシンプルなデザインなので、お手持ちのコサージュやブローチをあしらって、首元のアレンジを色々試して印象の違いを楽しんでみるのもいいですね。
ワンピースの中に着る服を変えるだけでも、イメージを変化させることができます。
例えば無地のインナーだと、ごくシンプルにまとめることができますし
「フロックカットソー」などの柄ものを合わせると、ぐっと華やかな雰囲気になります。
「フロックカットソー」は色のバリエーションがあるので、いろいろなパターンを楽しめそうで、華やかにしたい席へのコーディネートにおすすめです。
「フロックカットソー」は『こちらから』
インナーにブラックを選び、ケープを首元で留めて着ると、このように落ち着いた印象になります。
かしこまった場に出席することがあっても安心ですね。
以前、店頭でセレモニー服をお探しのお客様からこんなご要望を伺いました。
「座った時に膝小僧は見えてほしくないんです」と。
確かに、立っている時は膝下まであるスカートやワンピースでも、タイトっぽいシルエットだと座ると膝上になってしまうことってありますよね。
「年齢的にも落ち着いた印象でいたいし、立ったり座ったりが多い式典でスカート丈を気にしたくないから」と。
「ブラックケープ」は座った時も露出が少なく安心の着丈で、最初に受けた“品があってやさしい華やかさ”の印象もそのまま続きます。
セレモニー服は、そういったシチュエーションがないと着る機会が少ないですが、「ブラックケープ」は普段にも活躍してくれます。
セットアップなのでワンピースのようにそれさえあればコーディネートに迷わない良さもあり、それぞれ単品でも活用できてワードローブの幅も広がる、そんなお得感も嬉しい「ブラックケープ」。
ケープ単品を、「カットソー+パンツ」のコーディネートに合わせて。
カーディガンよりちょっとおしゃれ感が増して、背伸びしたレストランにも行けそう。
上にお顔写りのいいグレーのコートを羽織って。
年末に向けて増えてくる外食の機会など、いつもよりちょっとよそ行き感を心がけたい時に、ケープは気の利いたおしゃれアイテムとして活躍してくれそうです。
ワンピースはカジュアルダウンして着ることで、普段使いもできます。
例えば中にタートルのカットソーを着て、カーディガンをストール代わりに、ブーツを履いて、カゴを持って。
合わせるものでここまでジュアルダウン出来るので、一枚あるといろんな着回しができそうです。
あったか素材のコートをプラスして、休日のお出かけコーディネートの出来上がりです。
「ブラックケープ」は日本のアトリエで型紙から縫製までを作り手一人が担っています。
そのため一度に生産できる数量は限られてしまいますが、1点づつに目が行き届いた丁寧さと温もりが感じられる商品です。
後ろの「+ +」のステッチは、最後の仕上げにハンドステッチで入れられます。
ケープは2通りの留め方が出来るように、ホックが2つ付いています。
ワンピースはアームホールはやや広め、タックが前に一ヶ所、後ろに2ヶ所ありゆったりシルエットになります。
取り外しができる共布のベルト付きです。
サイズ | 着丈 | 身幅 | 背幅 | ケープ(前橋/後ろ中心) |
---|---|---|---|---|
111㎝ | 約38㎝ | 33㎝ | 35cm/34.5cm |
採寸は平置きにてタックも開ききらず自然な状態でお測りしております。
迷いからの焦りや緊張も、
自分らしさを見つけることができて
気持ちが軽くなって、
そうすると、
悦びの気持ちも、心からの笑顔で
表すことができそうな気がします。
ハレの日から普段の日まで着られる、
「こんなのがあったらいいな」 が形になった
「ブラックケープ」。
〜繊細なニュアンスを表現する日本製〜
「ふたたび洋服も、ファストからスローへ」
「フォローコート」「おかかえバッグ」をはじめとするsoutiencollarの全アイテムは、国内優秀小規模メーカー、少人数アトリエで作られています。
近年の海外大量高速生産に押され、日本製はすでに国内での流通量は全体の2%のみとなりました。
大量生産では出せない、随所に手作業も入る工程による丸みと膨らみ、長年培った技術による人肌感が伝わるひと手間や細工、外見だけでなく安心や優しさもお楽しみください。
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