あちこちの世界に
ヒビが入る
私の心にも
たくさんのものに
朝日がのぼる前
目が覚める前に見た夢
破りたくなる静寂
聖者と兵士そして鳩
記憶をたどれば
そこにはまだ温かい志があった
冷めないように
この夢から醒めてゆく
わかりやすいことよりも、密かであることが楽しみだったり、それをどう追求していこうって思いを馳せたりすることが、心地よい刺激になって返ってくることがあります。
お洋服でも、一見シンプルだけど、どこかこだわった部分を見つけると、心がざわっと動きだしたり。
心がざわつくその正体は...?
ちょっぴりの隠し味。
歩く姿の
バッグの向こうに
見え隠れ。
ポケットに手を入れる
そんなさりげない日常の一コマにチラリと覗く。
一見なんでもない?けれど、
まるでレースのようにも見える
繊細なアートのようにも見える
そんなフロッキーのプリントが
ポケットに施されている「パンツヴェルラン」。
そのポケットのワンポイントは、まるでアクセサリーのような役割も果たしています。
アクセサリーって、一つ着けるとパッとお顔写りが良くなったり、華やかで明るくなりますよね。
そんな効果がポケットのワンポイントにもあります。
だから、身に着けたその姿はシンプルながらも輝きのあるようなコーディネートに仕上がります。
でも、総柄のような派手さではなく、よく見ると凝っている......
こっそりおしゃれを忍ばせた「パンツヴェルラン」は、控えめながらもちゃんと主張のあるデザインで、大人の品のあるおしゃれが盛り込まれています。
『洋服を着ることさえも、パワーがいるって感じてしまう...』
そんな日ってありませんか?
繰り返す毎日、気持ちに余裕が持てなくなったり、忙しさが続くと自分のことをないがしろにしてしまったり...
そんな時、華美な装飾の洋服は、気持ちが追いつかなかったり、距離を感じてしまいます。
けれど、さりげなくオシャレ要素が盛り込まれた「パンツヴェルラン」なら、取り入れやすくって、着てみると、ふっと目に留まるポケットのフロッキープリントに、心がキラリと反射する。
曇りがちだった気持ちはどこへやら...
輝きを取り戻して上向いた気分は、その日をきっと彩ってくれる。
おしゃれをこっそり忍ばせた「パンツヴェルラン」。
名前にはこんな由来があります。
・・・
Le verlan(ヴェルラン)からきていて、Le verlan(ヴェルラン)とはフランス語の単語を音節で切って、逆さにして作られる語のことです。
Verlan という単語自体も、L’enversという言葉を逆さにし、
l’en/vers→ vers/l’en → verlen → verlanという風にできた言葉になります。
もともとは1960年代にパリのフーリガンが他の人に何を話しているかわからないようにするために作った、シークレットコードのようなものだったそうです。
その後、フランスの有名な歌手Renaudが1978年にリリースした曲の歌詞にle verlanが使われていて、フランス全土に広がります。
1980年代には、フランスに住む移民が警察を混乱させる目的でグループ内の人しか理解できないようにle verlanが使われていました。
また、le verlanを使用することで、かっこいい存在として社会の中で目立つようにという目的でも使われていて、現在でもフランスの若者の間でスラングとして使われているそうです。
・・・
“おしゃれは止めない”
そんな果てない決意みたいなものが、シークレット・コードに置き換えられて、フロッキープリントに隠されているのかも知れません。
お仕事の日やお子さんの用事、地域での集まりなど、、、
その取り巻く環境下でオシャレして出かけるのを抑えることって、日常に意外とよくあります。
そういう日は、 ”このくらい” でと買っておいた、ベーシックだったり無地だったりの洋服の出番が多くなっていました。
でもその繰り返しで、気分が上がらなくて毎日がつまらなくなってしまうこともしばしば...。
振り返るとそんな1日1日も全部自分の人生で、本当は大切にしたいはずなのに。
そんな時、一見シンプルな「パンツヴェルラン」なら、気負いなく取り入れることができる...
それぞれの日常に取り巻く様々なシーンに、”おしゃれ” をこっそり忍ばせるのも良いかもしれません。
わかる人にはわかる、シークレットコード、、、
ポケットの小さな主張に気がついて、視線を留めてくれる人がいるかも知れないですね。
「パンツヴェルラン」はウエストがシャーリング仕様になっています。
シャーリングは間隔をあけて波縫いをしたあとに、下糸を引き寄せて細かなギャザーを作る技法で、「パンツヴェルラン」は下糸にゴムが使われたゴムシャーリングになります。
ファスナーなどのかたい資材が使用されていないので、生地の柔らかさや滑らかさを損なうことなく、心地良くはいていただけます。
ウエストがゴムのボトムは、楽ちんにはける分、見えるとあまり素敵じゃないものもありますが、「パンツヴェルラン」の幅広の細かいシャーリングは、見えた時もデザインとして美しく映えるようにと考えられています。
だから、ウエストをインした着こなしも難なくこなしていただけます。
そして上質な素材はサラリと落ち感が良く、細すぎず太すぎずな適度なゆとりのシルエットが、歩くたび揺れ動きます。
気になりがちなお腹周りやヒップといった下半身のラインも拾いにく、パンツが苦手な方にもはいていただきやすいボトムになります。
「パンツヴェルラン」に使用されている素材はウール100%(Super100's トロピカル)になります。
Super100'sは平均繊維直径18.5μmの糸が使用されています。
これは一般的なウール素材より繊維が細いため、はるかにしなやかで滑らか、そして自然な光沢感がある贅沢な上質素材になります。
また着心地は、軽量でドレープ性があるので、"きれい見え"のパンツの中でも堅苦しさがなくストレスフリーな心地良さになります。
素材はウール100%ですが、いわゆる冬のウールとは違い、Super100's トロピカルはサラッとした肌触りのものになります。
そのため季節も真夏以外のシーズンにお召しいただけます。
冬のCOATのコーディネートでは、息抜きのように程よい軽さがブラスされ、重く見えがちな印象を軽減。
春夏の「Tシャツ+パンツ」だけの簡単コーディネートでは、ポケットのデザインがピリッと効いていて、楽ちんだけどちゃんとお出かけコーディネートに仕上げてくれます。
「パンツヴェルラン」はsoutiencollar×ANTIPASTによる製作になります。
soutiencollarの"ヴェルラン"に乗せた想いをポケットのデザインに施していただきました。
繊細なフロッキープリントのデザインから製作、パンツのパターンから縫製、仕上げまで、各工程で日本の信頼のおける職人さんや工場さんが携わり、丁寧に仕上げられます。
「パンツヴェルラン」は1サイズと2サイズの2サイズ展開になります。
(着用モデル164cm/着用サイズ1)
サイズ | ウエスト | ヒップ | 股下 |
---|---|---|---|
1 | 58~84cm | 114cm | 68.5cm |
2 | 62~88cm | 116cm | 72cm |
3 | 64~90cm | 118cm | 73cm |
※ウエストはゴム仕様のため伸縮がございます。
アウターが必要な時期、せっかくのポケットのデザインが隠れてしまう。
でも、ショート丈のアウターとなら好相性。
ひょっこり覗くフロッキープリントが
コーディネートの良きアクセント。
じゃあ、ロング丈のCOATだと、ちょっぴり残念?
いえ、パンツのポケットの位置がちょうど良くって
サクッと無造作に手を入れるこんな仕草も様になり、もちろんチラリと見えるフロッキープリントが、コーディネートに華も添えてくれます。
Tシャツの季節からCOATの季節まで、幅広くコーディネートが楽しめる「パンツヴェルラン」です。
手にしたパンツに
”ちょっとした遊び心”。
そこからいつの間にか
楽しいが伝染。
歩き出した輝きは
冷めることなく
続いていくかもしれません。
〜繊細なニュアンスを表現する日本製〜
「ふたたび洋服も、ファストからスローへ」
「フォローコート」「おかかえバッグ」をはじめとするsoutiencollarの全アイテムは、国内優秀小規模メーカー、少人数アトリエで作られています。
近年の海外大量高速生産に押され、日本製はすでに国内での流通量は全体の2%のみとなりました。
大量生産では出せない、随所に手作業も入る工程による丸みと膨らみ、長年培った技術による人肌感が伝わるひと手間や細工、外見だけでなく安心や優しさもお楽しみください。
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