どこへ向かうのか
散歩道
影と光が模様のようにゆれる
ジャケットの袖を少しまくり
さらに進んでみる
あの川にかかる橋まで行ってみよう
対岸にあるものは
なんだろう?
答えあわせはないのです
どちらか、ではなく
どちらにも
「なんでも合うよ、だから好きに合わせたら良いんだよ」
以前年上のオシャレな方からそんなふうに教えてもらったことがある『ネイビーのジャッケット』。
ネイビーのジャケットといえば、いわゆる ”紺ブレ” ”紺ジャケ”で
ちょっと制服っぽい??
(学生時代3年間がまさに紺のブレザーでした)
それに、トラッド色が濃くって着崩しずらくて、カジュアルムードの今には硬い印象…
うまく着こなしている人といえば、うんとオシャレさんな印象だから
気後れして、なかなか自分が着るイメージができなかったもの。
でも、キレイめパンツも、デニムもチノパンも、スカートも、いろんなものに合うし、『ネイビーのジャッケット』を羽織るだけでコーディネートも様になる、、、って。
そう言われても、まだなお『本当?』
って、思っていました。
画像検索しても、すればするほど最初のイメージが鮮明になるだけで、
自分とはどんどん離れていっちゃって。。
だけど「イーゼルジャケット」は違っていました。
“かたい”と感じていたイメージは、着たらなで肩に見える首から肩のラインや、包み込むような優しい丸みを帯びた立体的な型紙で
「もしかして、ちょっと肩の力を抜いたように着れるかも」って思えて
ネイビーの色は、深い紺色でとても落ち着いていてシック、だからか制服感やトラッド色がぐいぐい迫ってこない色味。
「もしかして、手持ちの服とも喧嘩しないかも」
あんなふうにも着れそう
こんなふうにも着れそうって
どんどんとイメージが湧き出てきて
「なんでも合うよ」の言葉が
やっと自分の中に ストン と入ってきた。
『好きに着てみよう』って思えた時、着ることが楽しみに変わった瞬間。
丁寧な作りで定番的な安心感のある紺のジャケットは、普段のお出かけからお仕事、それに突然のかしこまった席へのお誘いなんかにも幅広く活躍。
ネイビーの持つ印象は
調和、協力、栄光、深い知恵
深みがある色味で、信頼、信用、誠実、知性、上品さがあります。
着崩してもどこか品があり、強さや自立といった内面的なものが透けて見える。
だから日々の瞬間瞬間、様々なシーンを勇ましく生きる大人の女性にふさわしい存在。
本当は嫌いなわけじゃない、フリル。
それなのに、いつからか手に取ることが減っていった。
だけど
「もしかして...」の自分の声と
「好きに合わせたら良いんだよ」を
少し信じられるようになって
「いいかもしれない」
そんな気持ちが湧いてきた。
甘さは残すけど
照れ臭いまでの『可愛い』は
堂々とした紺色が中和してくれる。
光沢のあるボトムに、カゴバッグ。
実は好きなものは、たくさんあった。
狭めてしまう、、、と思っていたイメージは
一変。
紺のジャケットを着ることで
どこかに封じ込めていた気持ちまで目覚めてきた。
着替えた自分に
ソワソワドキドキ...
そして、ワクワクがついてきたのは
いつぶりだろう。
「とびきり好きなものを集めて、好きなよう合わせて着たい」
そんな”思い切り着飾りたい気分 “の日もあれば、
“シンプルでベーシックに着たい気分”の日もあって、
「いつも一緒」じゃいられない、服選び。
でも、後者にも、自分らしさは欲しいなって思います。
そんな時、シンプルに着た「イーゼルジャケット」を、ちょっとだけ着崩してみる。
履き慣れたデニムに馴染みがいいように、袖のボタンを一つ外して
レザーのバッグは斜めがけ
テーラードの襟は、、、
立てる方が気分かも。
「今日はどんな気分?」を、一つづつ探しながら、それに応えてくれるジャケット。
「イーゼルジャケット」が好きなように着れるんだって思えたのには、コーディネートの幅広さ以外にも理由がありました。
それは、着た時の”優しい感じ”。
店頭でもお客様に好評なところなんですよ。
ジャケットというと、いろんな意味で、かたいイメージがなかなか拭えなかったりしました。
でも「イーゼルジャケット」は着た時に、丸さがあってなんだか優しい感じ、、、
そんなふうに感じていただけるように、パターンにこだわりを持って作られていました。
〜補正が効いたシルエット作り〜
「イーゼルジャケット」は腰回りを丸く優しく包むようなシルエットに作られています。
脇に縫い目のない立体的な型紙は、腰回りからさりげなくさりげなく、丸みを帯びさせていて、着た時に腰やヒップの張り感も馴染み良く収めてくれます。
カチッと直線的なイメージだったジャケットのはずなのに
丸みを帯びることで優しさを感じられる、、、
そんなジャケットを羽織ると、すっ…と気持ちも解けるように
いつものシャツ、ワンピース、スカート、デニム、カットソー、、、いろんなものに合わせられそうって、どんどん気持ちが柔軟になって。
いつの間にか、気持ちも丸〜るく穏やかに。
「イーゼルジャケット」は肩から首にかけてできるだけ高い”登り(傾斜)”をつけ、沿ように襟を美しく立ち上がらせました。
襟にあたる生地を職人がスチームアイロンで丹念に伸ばしながら曲げていき、肩に沿った立体的な形状にします。
そうすると円すい形の山の裾野のような美しいラインが現れます。
この一番のこだわりの、肩が
例えば肩の張りが気になる方でも...いつもより肩幅が小さく見えたり、なで肩に見えたり、ジャケットを着た時の肩のラインの…”ちょっと気になる” を解消してくれます。
首に吸い付くように沿うのが理想の"登り"は、職人さんの技が光る腕のみせどころでもあって「イーゼルジャケット」はこのラインを追求したパターンとなっています。
また美しさだけではなく、すっと高い"登り"はジャケットの重量も支えるため、必然的に着心地も良くなります。
「着る人に優しく」作り手のそんな想いがじんわり感じられる「イーゼルジャケット」。
内側のポケットもほのかに微笑みを浮かべています。
内ポケットは、通常なら横に真っ直ぐに作られています。
でも、「イーゼルジャケット」の内ポケットは微妙にカーブがつけられています。
そのカーブに沿って縁の部分を、まるで細いこよりを縒(よ)るように手で丹念に仕上げていっています。
もみ玉ポケットと言い、決してミシンではできなくて、縫いあげられる職人さんも数少ないんだそうです。
出来上がった内ポケットは、微笑みの口元のように口角が上がっているようにも見える、入れる手に優しいポケットになっています。
ジャケットのシルエットや形は、雰囲気を印象付けたり、コーディネートがしやすいかなどを決める重要なポイント。
「イーゼルジャケット」の丈は程よい長さで、ウエストの絞りはやや緩やか。
合わせやすさと流行に左右されないデザインで、これから10年後まで愛用したい、そんなふうに思えるジャケットです。
何か物足りないかしら…
もう少しキラリとさせたいな…
そんなふうに思う時や
いつもお守りのような存在として身に着けていたりすることもある
アクセサリー。
小さな一つが作用して、印象を変えられたり、気持ちを支える存在にもなったり。
そんなアクセサリーみたいな存在が、「イーゼルジャケット」にもあります。
襟元や胸元に、小さなピンバッチ。
”エンブレム”のイメージで作られました。
幸運
意図
愛
……
イメージのカケラを丁寧に繋ぎ合わせるところから始まりました。
そのカケラはkawaeのデザイナーによる手書きのデッサンで輪郭を表し、リネンの生地に乗せられて、一つづつ手仕事で立体に。
それぞれの絵柄には意味があります。
Blue horse
幸運の青い馬が走ってくる
掴むのは今
Tight Knit
あなたは大切な誰かと
固く結びついている
Avaron
まるでりんごの実のように
愛が満ちている
Fountain of joy
溢れる噴水のように
悦びが降り注ぐ
Intention
仄かな灯りの中に
その意図を見つける
オラクルカードみたいに、どの絵柄が届くかは、お楽しみになります。
「イーゼルジャケット」は、益々生産状況が厳しくなる“純国産”アイテムです。
長年の経験による使う人への思いやりの手加減や、一手間が伝わります。
home madeとは、一人の職人まただデザイナーが一人で型紙から縫製まで仕上げる商品になります。
素材:ウール100%
シーズン:秋・冬・春先
夏が終わり、肌寒さを感じだす頃から、ウールのコートが必要な頃までは意外と長い日本の気候。
また、冬が終わりウールのコートが急に重たく感じだす、寒いけど春の気配がする頃。
明るい陽気に合わせて、ボーダーカットソーやコットンシャツに合わせたら、頼れる春の羽織ものに。
春や秋といった曖昧季節に、「イーゼルジャケット」は便利な羽織ものとしても重宝します。
今日は何する?
その時の服装は?
あんな日、こんな日
リセットされてはまた訪れる
洋服を選ぶタイミング。
まるで毎回、
自分が真っ白なキャンバスになったようで
そこに色付けしていくみたい。
最初の一筆は「イーゼルジャケット」。
そこから始まれば
“なんでもいいよ”
“好きに選べば”
広がるイメージは今日も明日も無限大。
サイズ | 着丈 | 肩幅 | バスト | ウエスト | 袖丈 |
---|---|---|---|---|---|
36(S) | 62cm | 37cm | 90cm | 85cm | 55cm |
38(M) | 63cm | 38cm | 93cm | 88cm | 56cm |
40(L) | 64cm | 39cm | 96cm | 91cm | 57cm |
42(LL) | 65cm | 40cm | 99cm | 94cm | 58cm |
44(3L) | 66cm | 41cm | 102cm | 97cm | 59cm |
※立体的な作りのため、測り方や測る箇所で寸法表と差異があることもございますので目安としてご参考ください。
〜繊細なニュアンスを表現する日本製〜
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