CALLING BACKLASH in MADRIGAL yourline

1254-02
Argento nero
コーリングバックラッシュ別注
イタリアンショルダー製品染め 
ダブルライダース

「アルジェトネロダブル」

〜傷 も 艶 も〜

着れば擦れるし傷も付くし形も変わる。

いつまでも買ったままの状態ではない。

「生きる」 ことにも似てる

そのライダースいいねと言われたこと
旅先で雨に濡れたりライブに行って汗が染み込んだり、
友人と街を歩いたあの夜の思い出すべてが
ライダースに映し出される。

やがて鈍く底光りするような革になるか、
黒とも茶色とも言えない絶妙な革の色になるのか
着続けないとわからない。

長い時間をかけた大人の遊びとも言えるかもしれない。

共に

「イタリアンショルダータンニン鞣し①」

「イタリアンレザー」は、高品質な革製品の素材として世界中で評価されている、イタリアで生産された革を指す一般的な用語です。

イタリアは長い歴史と伝統を持つ革製品の生産国として知られ、数ある革の生産国の中でもイタリアンレザーは世界的にトップクラスの評価をされています。

イタリアンレザーは安全な基準に従った製造プロセスで良質な原皮選びからフィニッシュの工程まで、高品質な革を徹底して生産しています。


ショルダーレザーとは、肩周りの革になります。
肩周りはよく動かすので筋肉が発達しています。
そのためショルダーレザーは比較的厚手で耐久性が高く、しっかりとした質感を持っています。

またトラと呼ばれるシワが多いのも特徴のひとつです。
写真の革に中に見える線のような模様がトラになります。
トラが多いもの、少ないもの、濃いもの、薄いもの、横や斜めや縦に入っているもの様々です。
トラは時間の経過とともに薄くなることはなく、その動物が生きた証で唯一無二の印になります。

「イタリアンショルダータンニン鞣し②」

動物の皮から革へのプロセスを鞣し(なめし)と言います。
鞣しによって、動物の皮から革製品を製造するための素材が作られます。
皮は劣化しやすく、鞣しによって防腐処理が実施され皮を保存可能な「革」にします。

現在の鞣しの主流は大きく分けると2つです。

ひとつはクロム鞣し
クロム塩を主成分とする化学物質を使用して革を柔らかくし、耐水性を高めます。
クロム鞣しは非常に迅速に行われるため、革の鞣しプロセスが1日〜5日で完了します。
これにより、大量生産が可能で、製品の供給を早く行うことができます。
環境への影響ですがクロム鞣しに使用されるクロム塩は、地下水や土壌に浸透する可能性があり汚染のリスクがあります。

もうひとつの鞣しがタンニン鞣しです。
バックラッシュが使う革は主にこちらのタンニン鞣しの革を使っています。

植物由来のタンニンを主とする物質を使用して革成分を柔らかくし、耐久性を高めます。

非常にゆっくり時間をかけて鞣すので5ヶ月〜6ヶ月ほど時間がかかります。
(もっとかかるものもあります)
タンニン鞣しは、天然の植物由来のタンニンを使用するため、環境に対する影響が比較的少ないとされています。

タンニン鞣しの革は自然な風合いがあり、色合いや質感が時間とともに変化し、使い込むほどに美しさが増します。

流通している革の中で、ベジタブルタンニン鞣しの革は全体の1割-2割程度と言われています。
理由は製造するのに手間(高いコスト)と時間がかかることが、タンニン鞣しの革の生産量が少ない一因となっています。

「イタリアンショルダーレザーを6年着用 経年変化」

6年着用のイタリアンショルダーレザー。

イタリアでタンニン鞣しされたショルダーレザー。

裾はジップの開け閉めでよく擦れる箇所なので
他の箇所より艶が一段と上がっています。

新品時はハリのあるやや硬めの革ですが、
コシは残りしなやか革に変わっていました。

「製品染めの特徴」

製品染めは染めていないナチュラルな色の革の状態で製品に(形に)します。
その後、染料で染めるので「製品染め」と言います。

BLACKカラーであれば黒色の染料の中に、まだ染まっていない状態のライダースを入れて染めます。

その過程で革は縮みますが、金属のファスナーは縮まないので、ウネウネした製品が出来ます。

また天然の革を使っているので、繊維の違いから縮率の違いや
(右袖は縮んでるけど左袖はあまり縮んでいないなど)
染料の入り方の違いで均一な製品にはならず、独特な雰囲気を醸し出すレザーになります。

基本的に縫い目などの奥の方までは染料は入っていきません。
縫い目を見ることで、染める前の革の色を見ることが出来ます。

写真は縫い目の奥の革がベージュに見えますがブラウンです。
鞣し後の革をブラウンに染めてからブラックに染めているのがイタショルのブラックになります。

「艶 と 手入れ」

ベジタブルタンニンのショルダーレザーは最初こそ革は硬めですが
着込むほどに深みのある光沢が現われ、色味も1トーン深いブラックに変わります。

濡れたように見えるほど、エイジングしますので育てる楽しみがございます。

また手入れですが、基本的にはクリームなど塗らなくて構いません。

通常のお手入れはウエスでカラ拭き。
もしくは手で撫でるだけで十分です。
※手の脂と摩擦で艶が上がります。

革に十分オイルが含まれておりますので、着込むことで革の中のオイルが動きより革に馴染みます。

クリームやオイルを塗ると、元々しっかり入っているところに さらに入るので、
革の内部に入りきらず、革の表面に残り、白い幕のようなものが出来ます。
クリームやオイルを入れる頃合いは、着ていると革の状態がわかってきますので、
そろそろ入れ時かなと思った時に入れると良いです。
※個人的に最初にクリームを入れたのは着用して8年目くらいでした。

雨に濡れた時は濡れた箇所を拭き取り、陰干しするだけで構いません。
革は水に弱いと言いますが、製品染めは水(染料)に漬け込んで出来上がりますので、 水に濡れても特に気にかけることはございません。

出来ればお買い上げ後、着用前に1枚写真を撮っておくことをおすすめいたします。
後々、どれくらい革が変化したのかわかります。

「ririファスナー」

1936年創業のスイスの高級ファスナーメーカー。

2000S/S コレクションデビューより、バックラッシュの多くの製品にririファスナーが使われていました。

近年はririファスナーの価格の高騰もあり、バックラッシュオリジナルファスナーを主に使っています。

ririファスナーの特徴は耐久性、デザイン性、音の良さがあり、多くのファンがいるファスナーです。

Argent neroにはririのメタリックのM8を採用しています。
(写真のファスナー)

「今回別注のArgento neroの由来について」

アルゼンチンという国の名は
銀を意味するラテン語の“Argentum”から取られました。

その昔スペインのフアン・ディアス・デ・ソリス率いる探検隊は、
航海の途中、巨大な川の河口にたどり着き、
その地のインディオから贈り物として銀を受け取ったそうです。

その銀をスペインに持ち帰ったことで、
この美しい金属が豊富にある銀の山脈の存在が知られます。

出典:外務省ホームページ 
https://www.ar.emb-japan.go.jp/ContenidoJP/07.TurismoDatosJP.htm)編集して作成

Argento neroとはイタリア語で銀黒
イタリアの革なのでファスナーの色と革の色を、イタリア語で表しました。

「お客様の声」

本日届きました。

洋服でここまで高いのは初めてでしたが、
間違いなく買ってよかったと思うものでした。

袋を開けたときの革の匂いがよくて、
Sサイズを購入しましたがイメージしてたサイズ感
ぴったりですごくよかったです。

今日の新潟は肌寒かったので部屋の中で着てました(笑)

今日はゆっくり部屋で過ごそうと思ってましたが、
借りたいものがないのにCDを借りに行ったりと
軽く出掛けて来ました。

これには出かけたくなる魔力がありますね。

これから暑くなって着れなくなります。
でもたくさん着たくて。
だから夏が早く終わらないかなーと、すでに思ってます(笑)

大事にメンテナンスしながら着ていきたいと思います。

また明日から頑張ろうと思います!!

「お客様の声2」

イタリアンダブルショルダーのライダースを
お買い上げいただき、そのまま着て帰られたお客さま。
家に着いてから、メールをいただきました。

半日着て歩いたらアームホールが出来てきました。
あと僕は革が好きなので裏地外しました。

これ裏地外すことによってサイズ変わります?
なんか余裕出た気がして、最初のでも良かったかな?
と思ったのですが背中のトラ(っていうんですよね?)の
入り方が綺麗で気に入ってるのでこの子で良かった^^

帰りに電車から降りたら雪が降っていて
寒かったのでヴィンセントギャロみたいな感じで
ポッケに手を突っ込んで帰りました。

写真は通常の1254-02になります。
別注のアルジェントネロは無地のレーヨンの裏地が付きます。

「お客様の声3」

先日、イタリアンダブルショルダーを購入しました。
その節はありがとうございました。

ようやく時間が出来たのでご連絡させて頂きます。

通販で予約をして、お店まで買いに行くというのは
正直、今までなく予約した時点では似合うのか?とか
サイズが合わなかったらどうしよう?とか
考えていましたが、行く日が近づくにつれて
ドキドキして、むしろ似合わなくても
着こなしてやろうという気持ちしかなかったです(笑)

お店に行って、購入できてよかったなと思います。

決して安い買い物ではないですが、気持ちいいくらい後悔してないです。

帰りの電車であえて座らず、窓に映るライダースを着た自分を見て
『あ~カッコいいな~…』とニヤケそうになりました(笑)

ブルーのシャツも店内で見るより、濃い色だったので、
そこがまた好きになりました。
いつも着ない色を身に着けるのも満更でもないです。

余談ですが…名古屋でTOMFORDのティアドロップを買い、
ライダースとの相性が凄まじくて、帰りの電車で
また座らずに窓の中の自分に、見惚れてしまいました(苦笑)

「変更したところ① 裏地」

別注をするにあたり、これまでにご要望が多かったものを形にしました。

まず多かったのは「裏地は付いたままがいい」です。

・裏地の取り外しは意外とやらないので付いたままが良い。
・これまでの裏地だと袖通しが滑らかではないので、滑りが良いものが良い。
・裏地取り外しのスナップがすぐに外れるのでストレスになる。

こうしたご要望にお応えするべく、ジャパンカーフ等で使われている袖通しのよい無地のレーヨンを採用しました。

「変更したところ② 着丈」

次に「着丈がもう少し長めが良い」です。

・ちょっと短すぎるので少しだけ長めにしてもらいたい。

10年前だと短めの着丈が好まれましたが、今はもう少し標準丈の方が好まれているようです。

アルジェントネロでは通常の1254-02より着丈をプラス2cm長めに設定しています。
2cmだと大きく長くなりませんし、かと言って短すぎることもない着丈感になっています。

「変更したところ③ ファスナーの色」

こちらも多かった声「ブラックにメタリックのファスナーがいい」です。

・ブラックカラーがいいんだけど、ファスナーが...
亜鉛のririは色が沈んで見えることもあり、ミッドナイトブラックに採用されている ririのメタリックファスナーをアルジェントネロには採用しています。

バックラッシュらしい雰囲気を残しつつ都会的で洗練された印象も併せ持つ革色とファスナーの組み合わせです。

最後に申し訳ございませんが、価格が2万円アップします。
バックラッシュを代表するイタショルを別注するにあたり、妥協しない別注商品を生産するとなると価格が上がってしまいました。
ただ価格は上がりましたが、価格以上に良いものになったと思っております。

BACKLASH
1254-02-Argent nero
イタリアンショルダー製品染めダブルライダース

  • 予約
  • 別注
¥ 297,000 税込
[ 8,100 ポイント ] 会員登録で、ただ今3%ポイント還元
カラー サイズ
BLACK 11月入荷予定
  • S
  • M
  • L
  • XL
  • XXL

Shop Message

5月入荷分はご好評により予約完売しました。
次回の入荷は11月予定です。

2024AW生産分から価格変更致します。
231,000円→297,000円

現在2024AW生産分のご予約を受付中です。

2012年SSから作り続けられているバックラッシュを代表する定番人気モデル。

通称「イタショルダブル」

こちらのモデル、2024年で発売から12年経ち
たくさんのお客様からご好評いただき
商品へのご意見、ご感想をお伺いしました。

2023A/Wからリミテッドショップとなるコーリングバックラッシュでは
これまでに特に多かったお客様の声を反映したイタショルを別注として販売致します。

通常の1254-02と異なる点は4つです。

・裏地付き(取り外し出来ない裏地付き)
・着丈をプラス2cm
・ファスナーを1254-02ミッドナイトに採用されているメタリックのririファスナーに変更
・価格が2万円アップの242,000円(2024AWから297,000円)

商品の入荷は2024年11月を予定しております。
入荷が早まること、遅くなることもございます。

ご予約期間中の決済は銀行振り込み、またはクレジットカード決済がご利用いただけます。
Amazon pay、代引きはご利用いただけません。
またご予約後のキャンセル、返金はお断りしております。
ご了承くださいませ。

ライダースの背中は1枚革を贅沢に使用しシーム(つなぎ目)のない高級仕上げ。
わかる人には、この背中だけで、いいライダースというのがすぐにわかります。

人気のポイントは、クセのないミニマムなデザインで飽きがきにくく コーディネートしやすいところ。
どんなパンツでも(デニムでもウールでもデザイナーズものでも)
不思議としっくり合います。

イタリアンショルダーレザーはオイルと染料がしっかり染み込み
着込むほどに、革の中のオイルが表面に滲み、より艶やかに柔らかくなります。
革の変化は早めです。
革の艶が上がると汚れも付着しにくくなります。

製品染めとは、製品の形にした後に染めることですが、
商品として成り立たせるには、とても難しい染め方です。
それが出来るのは、しっかりとした縫製技術があってこそ。

縫製工場は20年以上、革専門でやっています。
通常の生地と革では、素材の硬さ、厚みなど全てが異なるので、
使うミシンも、気をつけるところも違います。
縫製の前に、1枚の革をどこをどう裁断するかで出来上がりの雰囲気を左右します。
パッと革を見て、それを判断するのは職人さんの長年の経験に裏打ちされた技術です。

どのサイズを選んで良いかわからない場合はお手数ですが
お問い合わせくださいませ。
お客さまの体型、好みの着方などお伺いした上でご提案させていただきます。
他にも何かご不明なところがございましたら
お気軽にお問い合わせくださいませ。

品番 isamukatayamabacklash-1254-02-Argento_nero
素材 表地 牛革 イタリアンショルダー 裏地レーヨン100%
生産国 日本製 国内正規品

Review

【レビュー企画】2000ポイント進呈

2024年11月30日までにレビューを投稿していただいた方全員に、2000ポイントを進呈させていただきます。

※一部商品はプレゼントの対象外となります。

詳細はこちら>>>

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